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2013年上半期ニコマス20選+サムネ1選の件

20選に参加させて頂く事に致しました。

基本レギュレーション
・対象は2013年上半期(1月1日~6月30日)に公開されたニコマス動画
・自身のセレクトを20作品以内でブログ・ブロマガ・マイリストなどで公開
・1Pにつき1作品
・選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でもオッケー)


以下です。

今年の上半期は記憶が飛ぶ程度の忙しさで、平時ほど動画を見られていないばかりか、見た動画の内容すらほぼ喪失していたのですが、ツイッターやブログで過去の私が格別に絶賛していた物を見返し、レギュレーションに照らし合わせ、数えてみると大体20本くらいになったので、ここに並べ置かせて頂くことと致します。
感想文は長いので折りたたみ。

01.S/黒犬さん

02.【アイマス×オホーツクに消ゆ】 デコのおまわりさん 第五話/chananaさん

03.【えい】担当アイドルがやたらと殴ってくる 前編【いたっ】プロ太郎P

04.【アシモフ】はるちはロボット最終話【はるちはの刻】第九話/我孫本P

05.カーリング(キモ)/aaaさん

06.ウサギのジャンプは月まで届く【Novelsm@ster】/ひゅんP

07.Rainbow Puddle Children/(´咒`)σ゛さん

08.エスケープ・フロム・JA/**P

09.道後温泉二人旅/ふぁるP

10.今日現在が確かなら万事快調よ/たかなしP

11.My Best Friend's Girlfriend/ライムライトP

12.直径400kmの隕石 vs 本田未央/5回4失点P

13.【SW2】雪歩と愉快な仲間たちのRPてんこもり特殊蛮族卓 00-0/完熟P

14.【Novelsm@ster】ノベル『くるm@ster』 美希編/カルノ北P

15.Ribbons And Tie/アリシャスP

16.【第七次ウソm@s祭り】四条一族の闘争【第1話】/格無しP

17.やるやらアイドルたちとゆっくり発狂して逝ってね!:1-2前半/にゃんことすてっぷさん

18.君が輝く魔法/ベッチP

19.【Project Fairy】‐Daydream Believer‐【洋楽m@ster2013】南駆流P

20.【アイドルマスター】やよい・亜美・真美 Happy Knight, Shiny Child【Cymbals】/セプタムP

サムネ.【疑似m@s】はっぴいぬ/マイケッシャP





今回の私の20選選出基準は、「その半期でよかった動画ベスト20」などという大層なものではなく、「DLしてまとめてDVDに焼いてクリスマスにポータブルDVDプレイヤーと一緒に孤児院の前に置いてメリークリスマスってメッセージカードつけて名乗らずに去りたい動画20」程度のお気軽なものですので、その点ご容赦ください。

なお掲載順はアミダです。

01.黒犬さん

初めは、月夜に星を愛でるような動画かと思って、けれど月夜の雲を愛でるような動画かと思い直し、月夜の下地を愛でる動画なのかと結論付きました。
月たる美希も、星たる照明も、雲たる鉄骨も、夜空の漆黒たる壁も、それだけ印象深い物なのですね。

雲は月ほど遠くはありませんが、夜空のバックグラウンドの、黒だか、藍色だかは、本当ならば常に月より遠いものです。
それでも月よりずっと手の届きそうな近くに見えるのは、帳が月を支柱に肌に触れる距離まで丸く下がっているように感じるからなのでしょう。
浮かぶ月のように白い美希は背景の壁より近くにいるはずなのに、あまりに輝くが故にむしろ遠く、背景がそれを包むように降りてくる。
近きを遠くに、遠きを近くに。月があるからこそ人は夜空を近くに感じ、宇宙へ飛び立とうと思うのですね。

02.chananaさん

現代日本で最も面白い物語が生まれる可能性の高いジャンルは「ミステリ」だとされます。
広義のミステリというのがあらゆるSFやファンタジーも含むアホほど広大なジャンルであるため、というのもありますけれど、ジャンルとして山谷やオチをつけることが比較的容易であるため、平均的に面白い話が生まれやすいのですよね。
偉大なオペラ歌手がイタリア人から多く輩出されるのは、イタリア人の平均歌唱力が他国民より高く、土壌がしっかりしているためである、という本当だか嘘だかわからないどころか、そもそも偉大なオペラ歌手がイタリア人から多く輩出されているのかどうかも良く知らない話があるのですが、ミステリについても同じことが言えるのでしょう。

十数話進んだ辺りでようやく追い始めたのですが、読み終える頃には、完結まで待たず追いついたことを後悔する程に、私の中の多くの部分を占めていた物語です。
「ニコニコのアイマス動画でおすすめの動画ありませんか?」などという何ひとつ見えてこない漠然とした数バイトのサーバ容量の損害以上の価値を持たない質問に対し、ノベ架空として必ず挙げられる数本のシリーズに、この動画の名を書き加えることは、正当なことだと思うのですよ。
それほどに王道、それほどに娯楽。加えて、アイドルマスターを知らない、オホーツクも知らない、それでもきっと楽しめるという理由で。

03.プロ太郎P

無意識にFFのバトルBGMが鼻歌で出てくることって、ありますでしょう。
そんときに、あれ、これFFのどれだろ、ってなるでしょう。ナンバリングの話です。
脳内で再生してみて、音源からこれはSFCだな、まではわかるでしょう。
で、キー操作や攻撃の効果音が流れると、ようやく「ああ、5か!」となるのです。
それにキー操作音が流れると、一緒にゲーム画面も再生されますし。

町中で、高校生くらいの子とすれ違うでしょう。
こいつ40年後はどんな壮年になってんのかな、と思うでしょう。
ほら、高校生ともなれば、身長も輪郭もそう変わりますまいし。
この世の中を嘗めた目は荒んで人を馬鹿にした形に歪みそうだなとか、若さに頼った美しさを技術で補おうとするも自身の認識以上に老いた身体には浮いた着こなしになりそうだなとか、背丈の低い者はきっとそのまま老いるだろうし、禿げる者もいるだろう、大して変わらない奴もいるだろうって。
こいつは今こうして必死に暗記している英単語を、その頃まで覚えてるんだろうか、なんて。
40年なんて、きっと、あっという間なんだろうなぁ、つって思うでしょう。
あれも何だか、寂寥ですよね。

今回20選決めるのに、過去の自分の感動をブログやツイログから参照し、候補を選んでいたのですけれど、4ヶ月前の話をすっかり忘れていると、10年後なんて、何が残ってんだろうな、って思うでしょう。
それでも、ふっと思い出すことってあるのですよね。
私は千早の味も匂いも知りませんけど、音や光で残っていたりするものが。
そう思うと、少しだけ安心しますよね。

04.我孫本P

私、最終回って好きなのですよ。
だから、読者から最終回を奪う人間が、誰であろうと憎いのですね。
そして、最終回を与えてくれる人間には、心よりの敬意と愛情を抱きます。

私は無批判のはるちはなるものを今一つ信用できないというか、はるちはははるちはがはるちはとなるきっかけないし環境がなければ――それがどんな小さな物でも構いませんが――成立しない特殊な状況だと考えているため、この描写があったことが心より嬉しい、というのもあるのでしょう。
最終回ないしその付近で、今まで築いてきたもの、匂わせてきたものを否定する、というのは、ともすれば超展開だとか、ぶち壊しだとか、とかくネガティブなイメージが付きまとうものですけれど、この最終回はその崩壊の驚きと共に、それを「ああ、それでこそ、これでこそ、この物語の最終回にふさわしい」と思わせるだけの説得力をして、この展開を正統と掲げることに一切の呵責も懊悩も悲嘆も持たせず、ただただ礼賛を以て迎えることを是とさせたわけです。

ここでの第零原則が仮に「千早ははるちはを傷付けない。またはるちはが傷付くのを看過しない」だったとすると、心中ルートを考慮しなければ、アイドルを引退して海外で同性婚するルートも見えてくるのですが、きっとこのはるちはは強固なものであり、そうそう傷付くものでもないのでしょう。

05.aaaさん

出先にて、携帯電話からこの動画を確認するに当たり、私は強い興奮と感動を覚えたのでありました。
何一つ無駄のなく、不足のない映像の織り成すストーリーが、携帯電話の小さな画面からですら伝わり、早く自宅でPCから視聴したいと気がせき、家路を急いだことは、あの当時から今現在まで残る唯一の記憶とも言えます。

私もキモ春香さんには強い好感を持っていました。
しかしながら、ゾウ香は気持ち悪い――私は、この動画を見るまでそう信じていたのです。
その印象が、この動画の第2番目のカットによって払拭、一新されたのでした。
あらゆるカット、また、それを構成するあらゆるパーツが可愛い。
地獄の特訓の小刻みな揺れすらも幸福感を覚えます。
ゾウ香合作まだでしょうか。

深い共感、キモ春香さん達を応援する気持ち、そういったものをばっさり切り捨てるラストの展開。
数十秒の内に積み上げられた感情を叩き崩す容赦のない落ちが、シャーベットのように視聴者の胸を抉り、爽快な空洞を生み出す感覚。
よく考えると、ストーンが特訓してる時点でおかしいんですよねぇ。

06.ひゅんP

タイトルがねえ。すっごく良いのです。それでいて、内容まで素敵なのです。
人が生きてゆく上で、他に何が要りますか。パンとワインに酸素でしょうか。

誤った定義が1つあればあらゆる嘘の命題が証明できる、というジョークがありますけれど、同様、1つの確かに不確かな設定があれば、無限の偽典がものされます。
安部さんの設定捏造は素直な物から捻くれた物まで世に多々ありますが、歪んだ物の中でも格別美しいお話ですよね。これは。

終盤の会話、安部さんは幸福を放棄したなんてことはなく、彼女はその可能性を一縷なりと残しているのですね。
それは万に一つも叶わないにせよ、兆に一つは叶うかもしれない。あるいは、その世界観如何によっては、もっと現実的な数値なのかも知れませんけれど、それは考慮に入れないとして。
この在り得ない可能性を受け入れることが出来るのは、既に彼女が一定以上に幸福であるからで、だからこれは、幸せな物語なのでしょう。

07.(´咒`)σ゛さん

電車の中で音楽を聴いていると、なるほど、これは確かに、人生の主軸に音楽を据える人が少なくないのにも頷けます。
これは、からっぽの人間を満たすには、実に適した形状と性質を持っているようでした。
空の器を埋めるには、中身を注ぐか、詰めるか、器を凹ませて容積を減らすかするのが適切で、注ぐのは例えば音楽、埋めるのは例えば創作、潰すのは例えば暴力だったりするのでしょう。
人というのは全く哀れなもので、それで自身が満たされたと思い込み、或いは、思い込んでいると思い込もうとするわけです。

千早は音楽、創作、暴力のいずれに近い性質を持つものか、と考えつつこの動画を見るに辺り、彼女はその何れにも値せず、器を埋めるもう一つの方法――器に蓋をし、「あなたはこの器を満たしても構わない」との張り紙をし、1日か2日ほどその場を離れ、「この器は、或いは埋まっているという場合も考えられる」という蓋然性をもって確率的に器を満たす、なるそれが、強いて言えば適切であるようにも思われました。
私は以前、この動画をショックレスハンマーに喩えたのですが、密閉された頭の中に千早がいるかどうかは、振ってみてその存在を感じることで、「そこが千早で満たされているような気がする」という不確かな方法をもって、ただその蓋然性を高めることしか出来ません。

50%の千早で空の器を埋めるには、千早の濃度を200%に濃縮すれば良い。
そして折りよく、ここには200%の千早が踊っているのです。

08.**P

おっもしろい。すっごい。
ほとんど引用だけで語られるからこそ、一切の誤読を受け付けないほど明確なストーリー。
読者は引用句と筋書きの共通項だけを道筋として辿ることになるため、決してメインストリートを外れないのですね。

すっごい好きな動画なんですけど、一切の誤読を受け付けないほど明確なので、「面白かった」「すごかった」以外に書けることが特になかったため、先日描いた牛の絵を貼りますね。
golden_ushi.jpg

09.ふぁるP

作中世界での時間の経過を、その過ぎ去った後に、第三者として隣で味わう楽しみ。
背景のダンスが(おそらくそうではないはずなのに)、その時の流れの中であった出来事を映す走馬灯のように思え、(映像的にはまるで体感してないはずなのに)視覚から記憶が流れ込んできたように錯覚してしまうのです。
そう、これはある種の催眠術のようなもので、もっと言えば洗脳なのかもしれません。
きっと2人に思い出話を語られた時に脳裏にひらめく映像は、シャンプーハットにスクール水着といういでたちであったり、幟を立てた王子だったりするのでしょう。
たとえそんな何だかよくわからない記憶であったとしても、それは感慨深く、情緒に満ちた、幸せな記憶として呼び起こされるのです。

変わらない物は大切ですけれど、変わる物もまた面白い。
「彼女がトップアイドルになっても 世界が大きく変わるといったことはなかった」けれど、3年の月日は相応程度の変化をもたらすわけで、本文中の春香さんからは友人や周囲の大人の影響も感じられ、それがとても心地よい。

とは、どうやら過去記事における私の言のようなのですけれど、この、過去の私なる人の感想文を単純に引用するだけで、あますことなく私の感じたことが伝わるのではないでしょうか。
ブログというのは、書いておいて損はないものなのですね。

10.たかなしP

「冴えないハーレムアニメの主人公が何故モテるのかすら解らないから、お前はモテないのだ」という暴論があります。
どこで聞いたのかは忘れたので、私が考えたのかも知れません。
ともあれ、これは流石に暴論だと思いますし、そのメカニズムを解明した所で、個人が好意を集める資質や能力について、何らの効果が上がるとも思えません。
理由はアンチを黙らせるのに有用なツールであり、これを備えていれば、多くの場合は作画とデザイン、制作関係者の場外乱闘以外への批判を押さえ込むことができましょう。
この理由は、どの批判者にも論破できないようなものであるべきですが、1つの事象に対し複数の理由を持つことで、これを補うこともできます。

この動画を見た当時の私は一切の文脈を廃して、まじりっけのない視覚・聴覚的な美しさのみを享受し、それでなお脳を引き出されるほどの快感と興奮を味わっていたのですけれど、落ち着いて再視聴するに当たり、背景、文脈、熱量、そして語り易さという、マルチスペクトルな美を兼ね備えたこの動画が、人に愛されないはずはないと思うのですね。
1つの事象に対し、たった1つでも十分に説得力のある理由が、複数揃っているというのは、恐ろしいことであり、ありがたいことでもあります。

11.ライムライトP

もうねえ、これねえ、めっちゃいいですよね!!!!!!!!!
すっごい好きなんですよ!!!!!!!
あのねえ!!!!!!!!!!! 好き!!!!!!!!!!!!!
この動画のおかげで救われた日があったのですよ!!!!!!!!!!!!
さあ感想文書くぞーって見返したけど、もうね、好き!!!! で埋め尽くされた!!!!!!

私あんまり頭使って動画見てませんし、PV動画見るときは特に、1周目は全然何も考えないで、背景もストーリーもキャラクターも歌詞も極力頭の外に追いやるのですけれど、このねえ、ライムライトPはねえ、とにかく気持ち良いのですよね。
バックグラウンドなんかは持たせるなら最低限の繋がりだけ持たせておいて、曲と映像を合わせること、視覚的に素敵な物を使うこと、それらに主眼を置いて、かといって単純にべったり糊付けするんじゃなくて、この流れで、こうなって、あれ、そうくるの、ああ、でもすっげーはまる、超気持ちよい、となるのですね。

いやでもこの動画本当に超いいですよね。
最初とか、最後とか、あと中盤とか。全部でした。

12.5回4失点P

「謎の発想」「どうしてこうなった」「頭がおかしい」「ギャグにしか見えない」という言葉は思考停止の容認と無様なサレンダーの旗印であり、口にするのは死に至る恥辱と弁えよ、などと言ったのが誰だったかは覚えていませんが、それは言い過ぎだと思いますし、好意的な意味の込められていることも多々あるとは思いますけれど、まぁこの動画の発想については、なんとなくこうじゃないかなぁという筋道がつきます。

発端は恐らく、『ミツボシ☆☆★』を聴いた失点Pが、その曲とちゃんみおに好感を持ち、動画に使いたいと考えたことだったのでしょう。
星と言えば流れ星、あるいはより直載に直径400kmの隕石を氏が連想するだろうことは、人早をこよなく愛する氏の嗜好から考えれば、自然なことであると言えます。
あらゆる物理的衝撃を伴う運動、特に落下やそれに類する動作は直径400kmの隕石と関連付けられるものですし、氏の過去作では同一シーンで赤羽根P側が直径400kmの隕石であった場合のシミュレーションを行った物もあります。
ちゃんみおと隕石を絡めるに当たり、VSシリーズのタイトルを付けることは、他のどの方法より状況に沿うものでしょう。
対決となれば、隕石とちゃんみお、そのどちらを赤羽根Pとし、どちらを春香さんにするかということになりますが、赤羽根Pは以前にも隕石を担当していますし、ちゃんみお(CV.中村繪里子)の違和感は生半でなく、台詞に合わせて泣き顔の表情をつけるとシナリオに合わない。この配役の理由は幾らでも考えられます。
さて、大筋が決まった上で原点に立ち戻れば、この動画の目的は『ミツボシ☆☆★』の使用であったのですから、落ちは他に選択肢もありえない。
全ての要素に理由があり、生まれるべくして生まれた動画である……と、バックグラウンドを念頭に、少しでも考えれば思い至るわけです。
まー多分全然違ってるんでしょうけど、こうした想像は、できます。
何故ならそこには、常に氏の思考の片鱗が見られるからです。

この世には本当にオラクルだけで作られた動画もありますが、失点Pの場合は大抵、何かしらの因果や計算、少なくとも連想をお持ちなのですよね。
故にこそ、その材料を用い、使用できる範囲のリソース――つまり、この程度までならかけられると判断した労力だとかそういったもの――を適切に運用した上で、実現可能な最高の結果を、狙って生み出すことができるのですね。

理解できないものほど恐ろしいというのは、理解できる物が一つもない人間のいう妄言であって、実際はいつだって理解できる物の方が恐ろしいものでしょう。
視聴者は何となく、発想の流れは想像できる、あるいはそのように思い込めます。
故にこそ、この完成品に我々は畏怖を覚えるのです。

腹抱えて笑ってたらうるさいって怒られました。

13.完熟P

世界と自分の折り合いがつかなければ、自分が折れても良いし、世界を変えても良い。
そのどちらも気に食わないのであれば、新しく、自分に都合の良い世界を作ってしまえば良い。
どうしたってやりたいキャラとロールがあるのなら、そのためのセッションを開けば良い。
なんと美しい論理でしょう。

これだけ濃いRPを見せられると、同時にPL自身の厚みも増して感じられますよね。
セッションの内外を含め、その世界がどんな展開になっても、不思議には思わない。
極端な話、「このセッションは意識不明で入院中の雪歩が見ている夢の中の話だった」と言われても納得してしまいます。

そう言われてみれば、雪歩ハーレムは偶然にしては出来すぎていますし、00-0冒頭の「シーンAの時間軸と位置から、シーン内で触れられた話によりシーンBの時間軸と位置へジャンプする」という切り替わりの形式や、「自分自身の動く姿を自分自身がテレビの外から眺めている」という視点など、実際の夢にありがちな物でもあります。
設定を省みても、常夜の領域は地下の暗示、剣の喪失は大きな障害の暗示、地下鉄崩落事故による意識不明の重態、という連想は容易ですね。
その前提の下に思い返せば、雪歩のPCであるリアロレットはこともあろうにカオルルウプテ神官――まで書いた所で、このエントリが20選投票記事だったことを思い出しましたので、「超面白い卓動画ですよね!!!」とだけ書いて、この散文を結びとさせて頂きます。

14.カルノ北P

カルノ北Pのくるm@sterシリーズは良作が多いのですけれど、一番素敵だなと思ったのは、この美希編なのでしょう。
毎回パラレルワールドの異なる主人公による、異なる車と異なるアイドルを絡めたショートストーリーなのですけれど、この美希編はプロデューサーでもない、アイドルファンでもない、アイドルの知人でもない、完全な一般人の視点なのですけれど、この距離感がですね。
遠いんですよ。それなのに何故か、感覚は美希のすぐそばにあるのですよね。
これ、主人公は無意識にテスタロッサを美希に同調させることにより、その身に触れているような、それこそ熱の伝わるほどの距離感で彼女を見つめているのですね。

その距離が、テスタが車に戻った瞬間に、ふっと離れるわけです。

このね。

15.アリシャスP

3ヶ月くらい前に「3ヶ月くらいしたらゆっくり感想書きます」みたいなこと書いてたので、真面目に感想書きます。

とはいえ、本当にこの動画は誰もに愛されるべきものだと思いますし、見れば何が良かったとか、何処が面白かったとか、わざわざ書くまでもないと思うのですよね。
一部を切り抜いて論ずるような動画でもありませんし。
頭から尻尾まで通して見て、それで完全な形として成立するというのでしょうか。
いえ、まぁ「伊織動画なのに亜美で終わるというのは、明確な終点を取り除くことによる永遠性の演出だ」と言われればそれはそうなのかも知れませんが、「徐々に伊織要素を小さくすることで逆に伊織を高密度に圧縮して核融合を起こし、体積を膨張させ、超新星爆発を引き起こすということを暗示して“初投稿”という投コメを置いたのである」とか書いてみたって真に受ける方は受けるかもしれないので、意図やら何やらはここで考えても仕方がないのです。
ただ気持ち良いか、心地よいか、面白いか、可愛いか。
その点から鑑みても、素敵な動画であることは疑いないのですけれど。

1つの手法でごり押しするのでなく、見方によっては緩急、その実は色調や演出、技法に塗り分けをつけるようにして、5分弱の音源を使い切る。詰め込みではなく、塗り分けですよね。
自分の扱えるスタイルを全て並べるわけではなく、刹那的に無作為に組み合わせるのでもなく、一つの流れとして組み立てるために吟味し取捨選択した上で、これだけの多彩な物を1つの動画として見せ付けてくださるのです。この方は元々の手札をどれほど沢山お持ちなのでしょう。

例えば、この動画って、「さみし」くはないでしょう。
暗い色調の部分はあっても、「さみしい」とは感じない。
「さみし」さは氏の持つ強力な武器であるのに、あえてこの場面でそれを使う必要がないと判断したならば、その色を一切表に出さないこともできるのです。

それから、手札が多いので、一つのテーマに合わせて切るカードの方向性を絞った上でも、自分がモノにした、あるいはその扱い方を理解した技法のみを用いて、場を構成することができる。
故に、これだけ様々な色をつけていながらそれぞれのカットを暴走させずに統一感を保つことができ、また、気に食わない部分がまるでないのですね。
腹の底から溜息が出ました。

なお、まじめに感想を書いたら超疲れたので、以下ざっくりと書きます。

16.格無しP

この設定は、ありだと思ったのですよ。そして、ありだったのです。

17.にゃんことすてっぷさん

これ、最初の投稿からこれだけ時間がかかって、まだセッション1-2の前半なんですよ。
そして、まだ1-2の前半なのに、これだけの時間に相当した山場が、怒涛のごとく押し寄せるのですよ。

18.ベッチP

この動画見てると、律子はやっぱりステージでアイドルしてるのが一番似合うなって思いますね。

19.南駆流P

色味や黒い影が、真夏に屋外で気絶する寸前の視界みたいで、スーパー素敵です。

20.セプタムP

私も元々セプタムPの動画大好きなので、繁忙期冷め遣らぬ中いまや完全に記憶から連続性を失い断絶された過去の私がべたぼめしてるったって、変な言い方ながら、まぁそりゃいつものことだろうわくわく楽しみだなー程度に踏んでたんですが、これはしゃれになりませんでした。
カレー大好きな人がカレー食おうとしたら実はそれがフォアグラトリュフアンドキャビアカレーだった、みたいな感じです。
輝きが、すっごい。

サムネ.マイケッシャP

ちょうかわいい。出会えてよかった。


そんな感じです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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藤田るいふ

Author:藤田るいふ
ニコマスとかアイマスの話を思う存分書き綴る用のサブブログ。 たぶん期間限定なんですけど、期間自体は未定。本家

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